保育を起点に保育を語り合う場

」とは、保育事業者・保育士・保育学生が「保育」を起点に出会い・学びあう場です。

保育園の定員割れ 

新年度(令和4年度)になった4月、定員割れをしている保育園が多くあったと聞きます。特に0歳児の定員割れが顕著だったようです。その一方で、きちんと定員を確保できている保育園もありました。定員割れを起こす一番の原因は「保育園が増えたこと」ですが、そんな状況下でも定員を確保できている保育園と定員割れをしてしまった保育園があるのはなぜでしょうか?

真っ先に考えられるのは、その地域の待機児童が解消されてきていること。近隣に保育園が増え待機児童が解消されれば定員割れも起こします。

自治体の思惑に反して保育園は増えてしまった? 

認可保育園は、管轄する自治体が待機児童の数や保育園の数などを把握しながら増やしてきました。その一方で無認可保育園と言われる認可外保育園は、事業者の好きな場所で保育園を開園できますが、ほとんどの無認可保育園は、自治体等からの助成金がないためその経営は難しく「新しく開園する分、閉園もする」とも言われており、無認可保育園が大きく増えることはありませんでした。

また東京都認証保育園などの認可外保育園も管轄する自治体がコントロールして開園計画を立てていたので、その地域の待機児童数などを考慮しながら作られてきました。

しかし平成28年に新しくできた「企業主導型保育」は、制度が開始された当初は、事業者が好きなところに保育園を作れたので、自治体の管理下のない状況で作られてきました。そして認可並みともいわれる助成金があるので、新しく作られた企業主導型保育園は、無認可保育園のように数年で閉園されることはなく、一定数その地域の待機児童解消に貢献し、それが定員割れを起こす原因に1つになっているとも考えられます。

保育園は『選ばれる』時代に 

自治体は待機児童解消を目指し保育園の整備を進めてきましたが、企業主導型保育園の増加(令和4年3月31日時点で全国で4,460施設ある!)により、待機児童は解消しつつあります。その結果、今までは「預け先を探すのも一苦労」と言われた保活も「保育園を選べる」ようになってきたと言えます。従って、待機児童が多かった時代は「黙っていても園児が集まっていた」けど、これからは「選んでもらえる保育園」になっていかなければなりません。

保育園同様保育士も選ばれる時代に? 

保育士不足と言われだいぶ経ちます。今でもなかなか保育士の採用は困難で、その証拠に人材紹介会社の紹介手数料は数年前と比べて値上がりしています。その保育士不足の要因の1つに「新規開園」があったと考えられます。毎年多くの保育園が作られ、そこに多くの保育士が必要となるため不足してしまったというわけです。

しかしこの1~2年は保育園の新規開園数は減ってきています。その分大量の保育士確保が必要なくなったとも言え、そうなると保育士不足も解消され、今後は保育士も選ばれる時代になっていくのでは?と言われています。

女子のなりたい職業上位の保育士 

一昔前と比べると保育士に求められるものは高くなり、徐々にではありますが給与水準も上がりました。そんな背景もあってか、女子のなりたい職業ランキングの上位に幼稚園教諭・保育士がランクインしています。保育という仕事は、必要不可欠な仕事であり尊い仕事とも言え、多くの学生が将来の保育士を目指している事実もあります。

だから「ほいくえのわ」 

保育園も保育士も選ばれる時代になることが予測される時代だからこそ「良い保育園」と「良い保育士・保育学生」が出会い、よりよい保育を実現していくことが必要不可欠であると考えました。そのためには「保育」をど真ん中に置きお互いを知り合うことが大事だと考えています。


」は「保育に対する想いや価値観が一致している人たちとの出会い、お互いを知り合うきっかけ作り」を後押しするイベントです。