保育を起点に保育を語り合う場

ほいくえのわにかける想い

代表取締役  前嶋 修

保育は「箱」や「機械」ではなく「人」が行うもの 

いくら立派な設備を作っても、便利なICTシステムを導入しても、英語やリトミックなどの教育要素を取り入れても、一番大事なのは、その保育園で働く「人」です。働く保育士が子どもを愛し、子どもの成長を見守り・促し、また預けてくださる親御様に寄り添い、家庭の育児と連携して保育を考えることが大事だと考えています。子どもの健やかな成長が一番大切です。
とはいえ、子どものためにと、保育士自身が自らを犠牲にして残業をしたり持ち帰り仕事をしたりするのは良いとは言えません。子どもの健やか成長のためには、働く保育士が輝き、親御様も安心して預けられることで輝き、その姿を見た子どもが輝く、結果保育園も安定した運営ができる、というかかわる人全員が輝くことが重要だと考えています。
まずはそこで働く人の意識が高く、その結果そこにある素晴らしい設備が生きるのであり、素晴らしい教育プログラムが生きるのです。よい保育を実現するには「人」が重要なのです。

現状に目を向けてみると… 

ひと昔前と比べると保育士の労働環境は良くなってきたと思います。ただ残念ながらまだサービス残業が横行していたり、持ち帰り仕事が多くあったりする保育園も少なからず存在しているようです。なぜ劣悪な環境の保育園が存在し続けるのでしょうか?それは保育士自身が自分を犠牲にしているからではないでしょうか?年度の途中で辞めてしまっては子どもがかわいそうだ、今辞めてしまうと残る保育士さんが大変になってしまうのではないか?そんな理由から「自分が我慢すれば」と自己犠牲に走ってしまう方も少なくないようです。
でもこれは間違った考えです。最初に書いたように、子どものために良い保育をするには、自分自身も良い環境で良い仕事ができないと実現できません。そこを見誤ってしまっている保育士が多くいるように感じています。

「ほいくえのわ」で実現したいこと 

我々チャイルドケアサポートでは、良い保育士は良い保育園で働いて欲しいと切に願っています。そのためには、良い保育園と良い保育士の出会いの場が必要だと考えました。
単に人手不足だから保育士を採用したい、給与が安いから転職したい、ということではなく、将来こういう保育士を採用したい(保育園)、現役の保育士から逆に学びたい(保育園)、こういう保育園で働きたい(保育士)、保育経営の実態を知りたい(保育士)、etcと考える双方が出会い、お互いを知る場それが「ほいくえのわ」です。
世の中には素敵な保育士、保育士の卵(学生)がたくさんいます。そして良い保育園もたくさんあります。チャイルドケアサポートが責任をもって良質な双方の出会いの場を提供いたします。

保育に明るい未来を! 

保育園という場所は、子どもだけでなく大人も成長できる場所であり、素晴らしい仕事です。しかしまだまだ一般業種と比べると給与水準が低かったり、単に子どもと遊んでいるだけの仕事でしょ?というような偏見もあったりします。その一方で保育園があったからこそ、子育てと仕事を両立できた、子育ての悩みを一人で抱えずに済んだ、と保育園に感謝している人はたくさんいます。
保育という仕事は絶対に必要な仕事で素晴らしい仕事だ!ということを保育士一人一人が胸を張って言え誇りをもって働けるように、そんなお手伝いもちょっと出来たらうれしく思います。


代表取締役 兼 保育者転職サポーター  阿部 常充

保育の中心は「子ども」であり、つまり「保育」であるということ 

保育者の転職サポートに携わり、数多くの出会いに関わらせて頂きました。
転職が当たり前の世の中になったとはいえ、保育業界ではまだまだ勇気が必要です。
なので、ご相談下さる保育者の皆さんが、大真面目に真剣に自分のキャリアを考えている様子がいつも印象的です。
その中で感じる違和感の一つに「保育者が保育園に出会うきっかけが「求人票」である」ということです。
当たり前といえば当たり前ではありますが、忘れちゃいけない事実として、「保育者は保育を極める”プロフェッショナル”」があると思います。
労働条件ももちろん大事ながら、多くの保育者が心の奥底で求めているのは「どんな保育をしていきたいか?」「どんな保育ができそうか?」という部分なのではないかと思っています。
「保育」をきっかけに保育園と出会うことが、もっと当たり前になることは、巡り巡っていろいろなプラスをもたらすと考えています。
そのような出会いの場を、皆さんと一緒につくっていけたら嬉しいです。
皆様にお会いできること楽しみにしております。